房つくり
2014.04.28 Monday
JUGEMテーマ:趣味
二枚胴にもともと付属していた大袖の緒は、実は1本少なく、しかも短いので、以前、新規に作ってもらっていたんですが・・・
発注する際に長さを長めに頼んでいたために、ちょっと不恰好になってしまっていたので長さの調整を行うことに。
といっても両房式の紐なので、片方を切り落として、片方に房を作らないといけないんですが・・・ーー;;;
まあ、木玉も入っていないのでそれらしい房はできるかな・・・と、いうことで作成開始。
必要となるのは、受緒と懸緒。
袖にもともと付属しているのは、水呑緒と懸緒・受緒風の房紐(←ポイントはここ(笑))と執加緒。
合計で3本しかない訳で、本来なら4本ついていないといけません・・・
もっとも水呑緒は、両房式なんですが、総角に結ぼうとすると長さが足りないという体たらく。
たぶん、飾りメインで作られたものなので、本式に総角にそれぞれの緒を結ぶことは想定していないことが伺われますです。
飾る分には、後ろを見る人もいないので、緒が1本少なかろうが、総角に結べなかろうが、どーでも良いことなんですが、着るとなれば話は別ですのでキチンとしないと>こら
▲まず適当な長さに丸紐を切断
▲切断部分を適当にほぐす
▲ほぐしたところに蒸気を当てると縒りが戻ってまっすぐになるので
これ以上解けないように、解した元を糸で結びとめます。
▲
解した糸を均等になるように紐側へ戻し、適当な所で結びとめます。
▲解した糸を反対側に返して適当な所を糸で結びとめれば房の完成。
このとき解した糸に縒れが残っているようであれば、蒸気を当てます。
上が自作房、下が紐屋さんが作った房。
まあ、出来は一目瞭然なんですが・・・