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引っ越し準備で部屋を片付けながら、ふと手持ちの大鎧の価値を知りたくなる・・・
というか、誰が作った物なのか知りたくなる。
手持ちの紫裾濃大鎧様は現代作ではあると思うものの、調進元というか製造元が不明。
まあ、順当に考えれば、大手の○武産業製かとも思ったんですが、全体のバランス(脇板がないとか、胴の足掻を止めていないとか、多分、着ることを前提に作られてはいないとかetc)からどうも違うように思われる。
あくまで個人的にですが・・・
但し、全体の作り自体は大変良さげではあるので、ここはひとつ「開運!な○でも鑑定団」にでも鑑定してもらおうかと思い立つ。>をい
そんな訳でWEBから応募。>こら
鑑定してもらえるか否は別にして(草
▲毎度お馴染み我が家の「紫裾濃大鎧」様
絵韋の退色(変色?)具合から昭和50年代くらいの作だとは思うんですが、如何せん、確証にたるものが櫃の中にないのでなんとも言えない。
いつも思うのだけれども2段目に黄色を入れることなく、紫のグラデーションだけで裾濃に縅しているので非常にシンプルで良いと思うんですが、単色(主に赤や緋、紺)の縅や逆澤瀉縅に比べ、裾濃縅とか匂縅は大河ドラマでも見ることは少ないよ
なぁとしみじみ思う。
ただ菱縫が糸菱なのがちょっと残念な点かもしれないと思ったり・・・
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多分、大鎧の場合、着られる、着られないの判断基準は脇楯である程度判るのではないかと・・・
ウチのは着ることは想定されていなかった為か、脇楯の下側に環や緒はありません。
因みに脇楯の着け方は、よく図解されているように壺の緒から出した緒を左肩に袈裟懸けにするのではなく、脇楯の下側に付けられている繰締緒?を結んで固定する方が理にかなっていると個人的には思います。
なので実際にこれを着ようとした場合、一工夫必要な模様。
(着用時に壺の緒に絡ませる緒を袈裟懸けにしないことは、鈴木敬三先生が大鎧を着用されている際の画像を見れば明らかかな?)
ウチの脇楯は形式的には三孔式ではないかと思うものの、鳩目もなく単に丸打紐が通されているだけ・・・
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奉納飾りでしか飾ることはないので滅多に櫃から出てこない籠手と脛当。
脛当も古式の筒型で緒は千鳥掛け。今時のように家地はついておりません。
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取りあえず、貫(つらぬき)もあります。何の毛かは判りませんが、長期保存なので
ちびっと抜毛が心配>こら
きちんと着られるように小具足までは完備している模様。>こら
ただ、貫は今後も騎乗する事はないと思うので履かないと思うんですが・・・−ω−;;